鼻マスクBiPAP

丁度2年前の入院のときに、はじめてBiPAPという人工呼吸器を使いました。大きなマスクで口と鼻全体をおおうタイプでした。今回の入院では新たに鼻マスクタイプに挑戦しています。普段、ナザールから酸素を吸う生活をしているので、鼻マスクをすることよりも、ナザールをはずす不安が大きいようで、最初ちょっととまどっていました。かなめはいつも意外なところで意外な適応性を見せてくれますが、鼻マスクでも実力を発揮してくれました。かなめは口の筋肉が弱いからか、いつもちょっと口があいて舌がちょこっと見えています。親バカのメガネを通してみれば、それはそれでとてもカワイイのですが。BiPAPはなにせ、鼻から圧力をかけて酸素を押し込むので、開いた口から逃げちゃうんじゃないかなあと漠然と思っていました。しかし、意外や意外、舌でうまく口と鼻の間を遮断して(おそらく)、上手に呼吸できてしまいました。ちょうど、サーファーがうまく波に乗るように。まだ練習をはじめて数日ですが、夜中にBiPAPに乗り朝までグッスリ眠れるようになりました。必要な医療機器が増えていくことには不安もありますが、少しでもかなめが楽になる方法があるということを、ありがたいと思っています。