クーヨン

月刊 クーヨン 2007年 04月号 [雑誌]

月刊 クーヨン 2007年 04月号 [雑誌]

 新聞の1面広告に「シュタイナー」の文字と共に目に留まり、ママに買ってきてもらいました。
最近この「シュタイナー」というキーワード、よく目にします。実は以前から、名前だけは目にしていたように思います。今思えば、テレビの学校ドラマの熱血先生の机の上にさりげなく「シュタイナー教育論」などという古めかしい本があり、昔、まじめに勉強していたことの説明程度にしか見ていなかったように思います。最近あらためてこの「シュタイナー」を知ったのは、以前紹介したことのある黒田人形店で手に入れたおもちゃのカタログに触れられていて、見るとはなしに見たのがきっかけです。一番印象にあるのは、人間は7年周期で成長してゆくという「シュタイナー」の主張でした。なんの検証も実証も説明の中になく、直ちに「なるほど」とはいかないのですが、その考え方が、妙にしっくりくるというのが正直な感想でした。あるいは、そうであってほしいという気持ちが働いたのかもしれません。それ以来、折に触れこの「シュタイナー」という人の名前を追っているのですが、この「クーヨン」4月号は特集とあって、買わないわけにはいきませんでした。
 案の定、気持ちのいい、というか、そうであってほしいことがたくさん書いてありました。中でも一番シンプルなのが、「きらはじめ」さんというその道の方が、シュタイナー教育に対するQ&Aを書いておられていて、縦糸を張る時期にあわてて横糸を織り込むようなことはしてはいけない、という説明があり、まさにそうであって欲しいと思ったのです。この密かな思いは、もしかすると、日々、年年歳歳、縦糸ばかりをのんびり、ゆっくりと張り続ける要の姿によくなじむからなのかもしれません。