面会に行く前の時間、要は病院生活を結構楽しんでいるようです。
いるようですとしか言えません。
看護師さんも驚くくらい、親が面会にいったとたん豹変するようです。
でも豹に変わるのではなく、病人になるのです。
親が行く前は、病室の外を通る看護師さんを招き入れておせんべいやらなにやら、おままごと販売をしたりして楽しく過ごしているようですが、親が面会に行ったとたん、一気に息も絶え絶えの重病人にスイッチして甘えモードに変わります。
この変わりようをみて、看護師さん達が気の毒がり「お母さんお父さんがいないときの様子をビデオに撮って見せて上げたい」と良く言われます。
今まではそうでした。

今回の入院は違います。
まず、起きている前に帰ってもおりこうにしていられるようになりました。
こんな日がくるとは思いもよりませんだした。
それと最近、面会中、トイレに立つ5分から10分の間泣かずにまてるようになりました。すごいことです。
その秘密は、同じ病室のHちゃんのママが買ってくれたキッチンタイマーにあります。
15分にセットして、「これがなる前に帰ってくるね」といっておくと、タイマーの「ジー」という音を聴きながら
泣かずに待っていられるのです。
トイレに落ち着いていけるようになって助かることはもちろんですが、要も12歳になり、それなりに成長してくれていることが本当にうれしいです。

昨日は、BiPAPがどうしたらうまく付けられるか、研究しました。
「けんきゅう?」といって要も付き合ってくれました。
あの頭の後ろのベルトが滑りやすく、サイズが合っていないのですぐゆるみ、寝返りをしたり、外して吸引したりすると位置がズレて本人もいやがります。
数日前から、首の後ろにタオル、ガーゼを巻き首を太らせてみたらそれなりに効果があったので、昨日は、頭の後ろ全体にタオルを入れ、頭と首全体を太らせたら滑りにくくなったのと、ベルトのオーバーサイズが少し緩和され
無理に締め付けすぎなくてもよくなりました。
そのため、要もあまり違和感がなくなったみたいです。
練習に2回、付けたり外したりしたら、具合がよかったのでしょうか「看護師さんに言わなくちゃ」とちょっと得意そうでした。
なので、夜の本番でもスムーズに装着できました。
むしろ、本当に付けるのが待ちどうしかったようです。